急性腰痛の予防
Author:Yoshifumi Mahara - 2013年6月21日
前回、急性腰痛に関する記事を書きました。
今回は、急性腰痛・ぎっくり腰の予防についてです。
普段全く腰痛を感じていないような人であっても、過剰な負荷がかかれば急性の腰痛になってしまう可能性はあります。
ただ、同じことをしても腰痛になるかどうかの可能性で言えば、高い人と低い人がいます。
普段から状態の良くない人は、ちょっとしたことで急に腰痛になってしまうリスクが高くなります。
たまに「一度ぎっくり腰になってからクセになっている」とおっしゃる方もおられますが、肩の脱臼がクセになる場合などとは違い、単にぎっくり腰になりやすい状態が継続しているだけの場合がほとんどです。
実際に年に数回ぎっくり腰を繰り返していた人が、きちんとケアをすることでぎっくり腰にならなくなった例は多数あります。
急性腰痛になるリスクを下げるためには、まず普段の姿勢や生活習慣などを改善することが大切です。
また、普段の生活の中で腰に負担が掛かりやすい場合(力仕事、屈むことが多い仕事、育児など)は、動作を工夫してあげることも大切です。
例えば、重い物を持ち上げたり、子供を抱きかかえる場合などは、腰を曲げて持ち上げるような動作をしないようにします。
この動作は腰にかかる負担が特に大きく、ぎっくり腰になりやすい動作の典型です。
下からを持ち上げるときは、まず足を少し前後に開いて、片膝を立てるようにしゃがみます。
次になるべく体に近い位置で持つようにして、腰ではなく脚の力で立ち上がるように持ち上げます。
屈む動作が多い場合も同様に、腰を曲げるのではなく、なるべく脚(膝や股関節)の曲げ伸ばしを使うようにします。
靴を履く動作なども腰痛になりやすい動作です。
足が入りづらい靴を強く引っ張りながら履く時などは、特に気をつけるべきです。
体勢としても、立ったまま屈んで履くと、それだけで腰には強い負荷がかかってしまいます。
更に、片足立の不安定な体勢では、思いがけず無理な力が加わることもあります。
紐やストラップで履き口を調整できる靴であれば、履く前に十分に緩めるようにします。
体勢を安定させるため、椅子や床に座りながら履いたり、靴べらなどを利用するのも良いでしょう。
前回の記事でも挙げましたが、咳やくしゃみにも注意が必要です。
上体を屈めながら咳やくしゃみをすると、腰部に大きなストレスがかかります。
咳やくしゃみをする時も、腰痛予防の観点で言えば、腰は曲げない方が良いです。
但し、周りに人がいる時に、上体を起こしたまま思いっきり咳やくしゃみをしていると、喧嘩を売っていると思われるかもしれません(笑)
まぁ、喧嘩にならないまでも、マナーとしては微妙ですよね。
なるべく人のいない所や、いない方向を向いて、マスクをしたり、手やハンカチなどでしっかりと口を覆うようにしてください。
なんか腰痛の話じゃなくなってますね。
他にも色々と気をつけることはありますが、ざっと思い浮かんだ分として、今回はここまでにします。
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