猫背を治す
Author:Yoshifumi Mahara - 2013年7月8日
姿勢のクセは変えられる?
前回の歩き方、走り方のクセと似た話になりますが、姿勢は変えられます。
ただし、姿勢を変えるにも、やはりそれなりの努力は必要です。
そして、方向性が間違っていれば、いくら努力しても何も変わりません。
どこをどう変えれば改善することができるのか、まず始めにしっかりと理解しておく必要があります。
良い姿勢・悪い姿勢
多くの人が、普段の自分の姿勢は悪いと感じています。
では、どういう姿勢が良い姿勢なのかと聞かれると、きちんとわかっていない人の方が多いです。
なんとなくの見た目で、ピンと背筋が伸びていれば良い姿勢だと思うくらいの方が多いのではないでしょうか。
また、実際に自分で思う良い姿勢を取ろうとしても、思うような姿勢が取れない人が多いです。
なぜなら、姿勢が悪くなる本当の原因の部分がわかっていないからです。
代表的な不良姿勢の例:猫背
姿勢が悪いと言った時に、最も多くの人が思い浮かべるのは、猫背という言葉です。
猫背というのは、ご存知の通り背中が丸くなっている状態を指します。
学生時代など、ご両親や学校の先生などに、背中が丸いとか、猫背になっていると言われた経験のある方も少なくないと思います。
中には背中に定規のようなものを入れられたとか、猫背を矯正するバンドみたいなものを着けさせられたという方もいるかもしれません。
しかし、何度も言われたり、道具を使って矯正しても、実際に改善したという話はあまり聞きません。
姿勢を注意する側の人が、姿勢について理解できていなければ、それも当然の結果と言わざるを得ません。
猫背は必ずしも背中の歪みではない
背中をいくら伸ばしても猫背が改善しない理由は、根本的な原因が背中ではないからです。
猫背というのは、体の前後方向への歪みです。
体というのは全体でバランスを取っているものであって、背中が丸くなるという状態は、その人のバランスの取り方の一部分だけを見ているに過ぎません。
根本的な原因の部分を変えなければ、何も変わらないのです。
姿勢の良い人は常に頑張っている?
猫背だからといって、背中だけを伸ばしてみても、辛いだけで長くは続きません。
では、姿勢が良い人は、常に頑張って姿勢を保っているのでしょうか。
それとも、単純に辛い姿勢を保てるだけの筋力があるのでしょうか。
そんなことはありません。
姿勢の良い人は、その状態がバランスを保った姿勢なので、辛いと感じたり、筋力を使って疲れることはありません。
バランスの取り方を変える
姿勢が良い人も悪い人も、その人なりの方法でバランスを保っている姿勢です。
その状態から一部分だけを変えると、アンバランスな状態になります。
アンバランスな状態をキープするためには、無駄に筋肉を緊張させることになります。
つまり、余分に力を使っている状態なので、当然ながら疲れます。
猫背を治そうと思ったら、根本的なバランスの取り方を変える必要があるのです。
土台から見直す
バランスの取り方を考えるときは、まずは土台となる下の部分から順番に見ていきます。
土台が崩れていれば、その上に乗っている部分が傾くのは当然です。
逆に土台を固めれば、上の部分も安定します。
猫背の場合も同様です。
土台となる部分を変えるだけで、猫背が改善することも多くあります。
まずは基本的な立ち方、座り方から見直すことが重要です。
猫背を治すのは難しいとは限らない
猫背といっても原因は人それぞれですが、根本的な原因を知ることが改善の第一歩です。
逆に言えば、根本的な原因に対してしっかりと対策できれば、意外と簡単に改善できる可能性があるということです。
もし原因が、単純に良い姿勢でのバランスの取り方を知らないだけであれば、それを学び、覚えれば良いのです。
体の使い方を覚えるという意味では、スポーツと同じです。
初めからできなくても、繰り返しやっていけば、誰でもある程度まではできるようになります。
できるようになると信じて、しっかりと継続することが大切です。
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