今回は、産後に骨盤矯正を行うことのメリットについてです。

 

一般的によく言われるのは、「骨盤の開き」ですね。

これについては、以前「骨盤の開き」という投稿で書きました。

 

また、「産後の骨盤と体型の変化」や「姿勢と体型」という投稿で、妊娠・出産・育児による姿勢と体型への影響などにも触れました。

 

これらに対する姿勢・骨盤の矯正は、妊娠・出産で緩んだ骨盤を良い状態で安定させる、また妊娠・出産・育児に関連した姿勢の乱れ・歪みを改善するなどの意味を持ちます。

 

産後の骨盤矯正には、それ以外にもメリットがあります。

 

それは「産後の骨盤は、良くも悪くも状態が変化しやすい」ということです。

 

通常、姿勢の歪みを矯正する場合は、慢性度の高いものほど矯正は難しくなります。

つまり、その状態になってから経過した時間が長いほど、改善するための時間も長くかかりやすく、生活習慣の改善など日常の中での努力も必要になる場合が多いです。

 

しかし、産後の骨盤の場合は、必ずしもそうではありません。

 

産後の骨盤は、妊娠・出産を経て一時的に靭帯が緩み、不安定な状態になっています。

不安定な状態というのは、悪くなりやすいのと同時に、改善するときに変化しやすい状態であるとも言えます。

 

また、骨盤の状態は、全体的な姿勢にも影響を与えます。

 

妊娠・出産前から姿勢が悪い方や歪みが強い方にとって、産後は歪みを矯正する絶好のチャンスになるかもしれません。

もちろん歪みの種類や状態によって、一概には言えない部分はあります。

 

しかし、妊娠前からのお悩みも改善することができれば、とても素晴らしいことですね。