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骨盤の前傾・後傾と体型の変化

Author:Yoshifumi Mahara - 2013年2月15日

前回、産後の骨盤と体型の変化という記事を書いたので、今回は姿勢と体型の関係について書こうと思います。

 

産後の体型の変化に悩む方などは、意外とこのあたりに原因がある場合も多いです。

もちろん産後以外の方についても、ダイエットを考えている場合には関係のある方も多い話かもしれません。

 

以前にも少し書いたことがありますが、例えば自分の体型に「気になる部分」がある場合に、体重の変化にとらわれてダイエットをするのではなく、姿勢による影響にも目を向けてみることも大切だと思います。

 

まず産後の場合、妊娠前と比べて、どういう姿勢の変化があるでしょうか。

 

妊娠すると、胎児の成長と共にお腹が大きく、重くなります。

それに伴って、姿勢も変化していきます。

そして、何ヶ月にもわたって続けた姿勢は、出産後もすぐに妊娠前の状態にはなりません。

 

妊婦さんの姿勢としてよく言われているのは、骨盤を前傾させて腰を強く反った姿勢です。

妊娠・出産と関係のないところでは、日常的にヒールを履いている女性などにも見られる姿勢ですね。

 

しかし、反対に骨盤を後傾させた姿勢を取る方もいます。

その場合は、下腹が前に出て、背中が丸くなり、頭部が前に出ます。

 

この姿勢は、抱っこや授乳の際などにも取りやすい体勢になるので、産後からの姿勢の変化でも見られる姿勢です。

また、妊娠・出産と関係のないところでは、長時間のデスクワークなど、日常的に座っていることの多い方にも多くみられる姿勢です。
では、これらの姿勢によって、体型はどう変わるでしょうか。

 

骨盤を前傾させた姿勢になると、股関節が内旋し内股になりやすくなります。

そうすると大転子という股関節の外側の骨が、横に張り出した形になります。

 

それによりお尻が大きくなったり、骨盤が横に広がったように感じる場合があります。

産後に骨盤が開いて大きくなったと感じる方の中には、この状態の方が含まれている場合があります。

 

次に、骨盤を後傾した姿勢についてです。

 

このタイプの場合、お尻が下を向くような形になり、臀部や太ももの裏側の筋肉を使いにくい状態になるため、お尻が垂れ下がったようになりやすいです。

また、腰が落ちたような状態になることで、ぽっこりとお腹が出て、ウエストも太くなります。

 

よくテレビなどで、腰椎・骨盤のエクササイズなどをして、「運動前と比べてたった○○分で、ウエストがマイナス○○センチ!」などと言ってたりしますが、痩せたというよりもこのタイプの姿勢の悪さが改善された結果という場合が実は多いです。

 

今回は骨盤の前傾・後傾と、それに関連した腰や骨盤などにおける体型の変化についてのみ書きました。

実際には、それ以外の部分においても、姿勢に関連した体型の変化の例は数多くあります。

 

大切なのは「今どういう状態なのか」を知ることです。

 

何度も同じようなことを書きますが、改善するための方向性を決めるには、まずは知ることから始めてください。

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