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歩行に適した靴②

Author:Yoshifumi Mahara - 2013年1月25日

歩行に適した靴①から続きます。

前回は踵の部分から書いたので、踵の次に接地する中足部について。

 

踵のやや外側から着地した後は、土踏まずの外側を通り、小指の付け根のあたりまでは、まっすぐに接地していきます。

この時に靴が不必要に曲がったり捻れたりすると、足首が内側に倒れ込んだり、土踏まずのアーチを低下させる方向へ過剰な負荷がかかります。

このように土踏まずに過剰な負荷がかかる靴では、長時間の歩行で疲労が出やすくなります。

 

そうならないためには、中足部の剛性の高い靴の方が良いです。

剛性の高い靴は、靴の踵とつま先を持って雑巾を絞るように捻っても、あまり捻じれを生じません。

この時に、ぐにゃぐにゃと曲がってしまうような靴では、剛性が低すぎる可能性があります。

 

この部分に関しては足のタイプによっても多少の個人差があり、アーチが高く硬い足の人であれば、靴の捻れによる影響をあまり受けないかもしれません。

しかし、アーチが低く軟らかい足の人は影響を受けやすいので、靴の捻れにくさにも注意して選ぶことをおすすめします。

 

次に足先の部分です。

この部分は、足が地面から離れる直前、指先で地面を押し込む動作の時に強く屈曲(足趾は伸展)します。

 

足の動きを妨げないためには、靴にも十分な屈曲性が必要になります。

実際に曲げてみて、スムーズで十分な屈曲性があることを確認してください。

 

足と靴の屈曲する場所が合っていないと、足に痛みを生じる場合もありますので、この点についても確認してください。

 

靴の各部におけるポイントは以上です。

 

次回、全体に見た時のポイントについて書いて、このテーマは終わります。

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