ウォームアップ③
Author:Yoshifumi Mahara - 2013年5月3日
引き続きウォームアップに関する話です。 ウォームアップ① ウォームアップ②
前回は心拍数について書きましたが、今回は体温を上昇させることの意味について。
体温が上がると、筋肉への血流量が増えることで十分な酸素が供給され、パフォーマンスの向上につながります。
また、柔軟性を高め関節の可動域を広げることができます。
体温が低い状態では、筋肉は血流量が少なく酸素不足の状態になります。
そのような状態では最大限に力を発揮することができません。
体温の上昇という面では、当然ながら気温などの影響も受けます。
その為、季節によってウォームアップの方法や時間を調整することも必要です。
冬など気温の低い時は、ウォームアップにかける時間を長く取り、十分に体温を上昇させる必要があります。
寒い時期に屋外でスポーツを行う場合などは、体を動かすだけでは体温が上がりにくい場合があります。
そのような時は、身につけるものを工夫したり、運動前にお風呂やシャワーで体を温めるなどの方法もあります。
反対に夏のような暑い時は、体温を上げることに関しては、あまり考える必要はありません。
このような時期は、比較的短い時間で効率の良いウォームアップを心がけ、むしろ体温を上げすぎないように注意する必要があります。
また、ウォームアップの段階でも思った以上に水分が失われている場合があるので、本格的なトレーニングに入る前であっても水分の摂取は重要です。
その他、ストレッチなど必要に応じて行うと書いたものについては、ここでは触れません。
ただ、ウォームアップで何を行うかはスポーツによって、あるいは同じスポーツであっても個々人で違って良いと思います。
個人や運動の内容に最も合った方法を、各々が試行錯誤して見つけていくと良いでしょう。
ここまでは身体的な面から書いてきましたが、それと同時にウォームアップには精神的な面でもメリットがあります。
ウォームアップ①の記事で、「スポーツなどの前に心身を最適な状態にするための運動などのこと」と書きました。
心身の心の部分というのは、運動をするための心の準備という意味です。
ウォームアップを行うことで徐々に集中力を高め、これから運動を行うという気持ちを持つことは非常に大切です。
また、自分なりのウォームアップをルーティンとして確立し、試合や大会などでも同じように行うことで、平常心を保つために役立てることもできます。
このように、ウォームアップを適切に行うことには、大きなメリットがあります。
是非、日々のトレーニングに取り入れていただきたいと思います。
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