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エルゴベビーの胸ストラップ

Author:Yoshifumi Mahara - 2018年7月13日

こんにちは。

 

今回は赤ちゃんを抱っこする時に使う「抱っこひも」の話です。

 

街を歩いていて抱っこひもをしている方を見ると、一番多く使われているのではないかと思われるのが、「エルゴベビー」という抱っこひもです。

 

そんなエルゴベビーの抱っこひもを使用する際に注意してほしい点についてです。

 

エルゴベビーの抱っこひもは、腰・両肩・胸(背中)のベルトとストラップで支える構造になっています。

 

今回の内容は、エルゴ以外でも同じような構造の抱っこひもに関しては共通です。

 

また、対面抱き(クロス装着・パラレル装着)・腰抱き・おんぶ・前向き抱き(クロス装着・パラレル装着)などの種類がありますが、今回の記事は一番使用する頻度が高いと思われる対面抱き(パラレル装着)についてです。

 

エルゴベビーで対面抱き(パラレル装着)をする際、まずウエストベルトを巻いてバックルで止め、お子様を正面で抱き、肩ベルトを片方ずつ掛けて、胸ストラップを止めるという順番です。

 

そこまでは間違えることはないと思うのですが、問題はベルトやストラップの調整の仕方です。

 

一番多い間違いが、肩ベルトを十分に緩めないまま、もしくは先に肩ベルトの長さを調整してから背中側の胸ストラップのバックルを止めることです。

 

その場合、胸ストラップの位置は首の下あたりの高い位置になってしまいます。

 

しかし、正しい胸ストラップの位置は「わきの下の高さ」です。

 

首の下のあたりで止めてしまうと、首・肩・背中に大きな負担がかかってしまい、首・肩こりや頭痛などの身体の不調の原因になってしまうこともあります。

 

装着する順番としては、まずウエストベルトを装着してお子様を正面で抱き、十分に緩めた状態の肩ベルトを片方ずつ掛け、胸ストラップのバックルを止めて長さを調整し、その後で肩ベルトの長さを調整します。

 

胸ストラップのバックルを止めた後で肩ベルトの長さを短くすると、胸ストラップの位置が下がるので、肩ベルトを調整した時に胸ストラップがわきの下の高さにくるようにします。

 

また、購入時の胸ストラップの高さは高い位置になっていることが多いようなのですが、胸ストラップをスライドして下げられることを知らずに高い位置のまま使っている方も多いようです。

 

胸ストラップのバックルに手が届かないという方も、肩ベルトの長さや胸ストラップの位置を正しく調整することで届く場合もありますのでお試しください。

 

エルゴベビーは身体への負担が少ないと言われて人気の抱っこひもですが、使い方を間違えていると逆に大きな負担がかかってしまう場合もあります。

 

正しい使い方をマスターして快適に使用できるようにしましょう。

 

実は今回の話は取扱説明書にちゃんと書いてある内容なのですが、取扱説明書って読み流してしまいがちですよね。

 

私もその一人なのですが(笑)

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