骨盤を動かして歩く
Author:Yoshifumi Mahara - 2014年12月26日
こんにちは。
今回は歩き方の話です。
歩き方については今までにも何度も記事にしていますが、今回は特に骨盤の動きに焦点を当てて書いていこうと思います。
「あなたは普段歩くとき、骨盤の動きを意識していますか?」
と聞かれて、「意識しています。」と答える人は、それほど多くないでしょう。
実際に街を歩く人を見ても、骨盤をしっかりと動かして歩いている人は少ないです。
多くの人は、股関節から下の動きだけで、あまり骨盤を動かさずに歩いています。
正しい歩き方を説明する時、「足は踵から着いてつま先で蹴って歩く」と言われます。
しかし、そう言われて意識しても、なかなか上手くできないという方も多いです。
その大きな理由の一つが、骨盤を上手く動かせていないからです。
骨盤を動かすと言っても、どのように動かすのかイメージできないかもしれませんね。
一般的に足の付け根と言えば、股関節のことを指すと思います。
しかし、股関節を支点に歩くと、骨盤はあまり動きません。
骨盤を動かして歩く際の支点は、股関節ではなく「みぞおちの少し下」です。
つまり、みぞおちの少し下から脚が生えているようなイメージで歩きます。
骨盤の動きとしては、左右への回旋と、股関節と連動した左右交互の前後への傾きです。
骨盤をしっかりと動かしながら歩くことができれば、歩行時のストライドも広がります。
ストライドが広がれば、自然に「踵から着地してつま先で地面を蹴る」動きになります。
みぞおちの少し下から骨盤を動かして歩くと言っても、よくわからないという方もおられるかもしれません。
その場合は、一度お尻歩きをしてみてください。
お尻歩きというのは、床に脚を伸ばした状態(長座)で座って、そのまま文字通りお尻で歩きます。
その時に、肘を軽く曲げて腕を動かしながら、一歩一歩なるべく大きく歩きます。
実際にやっていただくと、お尻歩きをしている時は、みぞおちの少し下を支点に歩いているのがわかると思います。
その感覚がわかれば、立って歩く際も同じ場所を支点に動かします。
そうすれば骨盤を動かしながら歩けるはずです。
初めのうちは難しいかもしれませんが、何度も意識していけばコツがつかめてくると思います。
自然に骨盤を動かせるようになると、歩いていても楽にグイグイと前に進むのを感じられるようになるはずです。
骨盤を動かしながら歩けるようになることは、多くの良い効果がありますので、是非とも練習して身につけていただきたいと思います。
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