猫背で内股
Author:Yoshifumi Mahara - 2014年5月26日
こんにちは。
今回は、姿勢と歩行に関する話です。
姿勢によって、歩き方も変わります。
特に骨盤の状態は、歩き方に大きく影響します。
このブログで以前から何度か書いている通り、日本人は骨盤が後傾している人が多いです。
骨盤が後傾している人の一つのタイプとして、股関節を上手く使えず、主に膝から下を使って歩く人がいます。
このような歩き方の場合、本来の踵から着いて足の親指で地面を蹴る動きができず、足を擦るような動きになりやすいです。
特に女性などの筋力の弱い方に多く、猫背で内股になっている方が多いです。
また、常に膝が曲がっているような状態で歩く傾向にあります。
本来の歩き方であれば、股関節から振り出された脚は、体の前方で着地します。
しかし、このタイプの歩き方の場合は、脚が股関節から前に出ません。
そのため、着地位置が通常よりも後方の体の真下に近い場所に着地し、足を前に出した時にも膝は伸びません。
次に、通常では片足が体の真下になった時にしっかりと体を支えるのですが、このタイプではそのタイミングには、既に膝から下が体の後方になっています。
これは左右の脚で交互に支えて歩いているのではなく、倒れないように交互に脚を出している状態と言えます。
足に関しても、体を支えて体重移動と同時に蹴り出すのではなく、つんのめるような動作になるので、力を逃がしやすい外側(小趾側)から抜けるように動かします。
このような歩き方をする場合、脚の前面や外側にばかり負担がかかり、使われない内側や後面の筋肉は弱化します。
これらのアンバランスな使い方により、骨盤や股関節の周囲に痛みを生じることがあります。
また、歩行時の捻れた動きによって、膝を痛めたり、O脚・X脚などの歪みを生じることもあります。
さらに、足趾の筋力低下による浮き指・偏平足や、横アーチの消失による外反母趾・内反小趾など、足の様々なトラブルの原因になります。
その他、全体的なバランスとしても猫背などの不良姿勢があるため、腰痛や肩こりなどの原因にもなります。
このタイプの歩き方を改善には、特に脚の振り出しから着地、片脚で体重を支えるところまでを意識すると良いと思います。
・着地をする際につま先をしっかりと持ち上げて踵から着地する。
・片足が体の真下に来た時にしっかりと体を支える。
この二点を意識して歩くようにしてください。
今回は一つのタイプを例に挙げましたが、歩き方だけでも身体に大きな負担をかけていることがあります。
逆に考えれば、歩き方を変えるだけで、様々な問題を解消できる可能性があるということにもなります。
心当たりのある方やお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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