在宅勤務で生じやすい問題
Author:Yoshifumi Mahara - 2020年4月22日
こんにちは。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、仕事を在宅勤務に切り替えて行っている方が非常に多いですね。
3月ごろから徐々に在宅勤務に切り替える会社が増え、同時に在宅勤務になってから腰痛や肩こりが悪化したという話を多く聞くようになりました。
在宅勤務になった皆様がおっしゃる問題点として、まずデスクワークをする環境が整っていないことと、それによる姿勢の乱れ。
会社であれば事務用の机と椅子で作業ができ、パソコンやその周辺の環境も長時間のデスクワークがしやすいようになっていると思います。
しかし自宅ではそういうわけにはいかず、ダイニングテーブルであったり、床に座ってローテーブルで作業をする方も多いです。
また、普段はデスクトップのパソコンを使っている方も、会社から支給されたノートパソコンなどを使用するため、作業時の姿勢が崩れやすくなってしまうことも多いでしょう。
現在の状況を考えると、在宅勤務が長く続く可能性も大いにあります。
また、今回の新型コロナウイルスの騒動が収まった後も、多くの会社で働き方が見直され、在宅勤務をする機会は増えるかもしれません。
そういったことも想定して、自宅でも作業がしやすいように環境を整えるのも良いかもしれません。
事務用の机と椅子を購入するとか、ノートパソコンにディスプレイやキーボードやマウスをつなぐとか、マイクスピーカーやヘッドセットなどを導入するとか、色々なことが考えられると思います。
もちろん自宅の環境を整えるといっても、どの程度までできるかは、人それぞれだと思います。
ただ、悪い姿勢や体勢で長時間の作業をすれば、当然ながら体には大きな負担がかかります。
さらにそれが長期間に及べば、体にはっきりとした形での異常が現れる原因にもなりかねません。
少しでも良い環境で作業ができるように、工夫できることを考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
次に運動不足、特に「歩かない」という問題。
都内やその近郊の会社に勤めている方は、通勤に公共交通機関を利用している方が大半です。
電車やバスを使って通勤する場合でも、自宅から駅・駅から会社、駅の構内での移動や階段の上り下りなど、それほど多くないといっても多少は歩く機会があります。
しかし、在宅勤務になると一日ほぼ歩いていない状態になる場合も多いでしょう。
また、外出そのものの自粛が求められている状況ですので、休日も一日中家にいることも増えているでしょう。
人間の体にとって歩くということは、とても大切な行為です。
座ってばかりいる状態では骨盤が後傾しやすく、長時間のデスクワークではそれが顕著になります。
その状態で筋肉も固まってしまい、腰や骨盤周囲だけでなく、猫背になるなど全体的な姿勢も崩れてきます。
負担の蓄積による慢性的な痛みだけでなく、急性の痛みが起こるリスクも高くなります。
さらにその状態が続けば、病名がつくような状態にもつながる可能性があります。
よく歩いて腰や骨盤・股関節周囲の筋肉を使うことで、それらの筋肉がほぐれ関節の動きが改善します。
また歩くことで骨盤が立った状態を作りやすくもなりますので、姿勢の改善にも効果があります。
なるべく歩く時間を作ることで、腰痛や肩こりなどのつらい症状を緩和や、病名がつくような状態の予防への効果が期待できます。
ただし、現在は新型コロナウイルスの感染拡大によって外出自体にリスクがある状態です。
外を歩く際は、人のいない時間や場所を選び、他者との十分な距離を取るようにしてください。
終わりの見えない厳しい状態が続いていますが、健康に留意して乗り切りましょう。
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