ランニングとふくらはぎの痛み
Author:Yoshifumi Mahara - 2017年1月23日
こんにちは。
今回は、久しぶりにランニングに関するテーマで書きます。
ランニング時やランニング後に、脹脛(ふくらはぎ)に痛みが出る場合について。
ここでは病院で病名診断されるようなものは除いて書きます。
まず、上半身に力が入りすぎていて足を地面に強く叩き付けるような走り方や、極端な前足部着地の走り方が考えられます。
過度の力が加わり続けると、当然ながら筋肉を痛めるリスクは高くなります。
脹脛の筋肉は足首を底屈させる筋肉ですので、主に足で地面を押す動作をする時に縮みながら力を発揮します。いわゆる地面を蹴る動作です。
それだけではなく着地した時には、荷重がかかって足が背屈する(ふくらはぎの筋肉が引き伸ばされる)のに抵抗するようにも作用します。
この時に過度の負荷がかかることで、ふくらはぎの筋肉やその腱であるアキレス腱を痛めてしまうことがあります。
過度の負荷がかかり続けることで筋肉が硬くなったり、筋肉や腱を損傷して炎症が起きます。
このような時は、ストレッチやマッサージなどで硬くなった筋肉をケアしたり、炎症が起きている場合は練習を休止してアイシングなどの応急処置を行う必要もあります。
また、炎症が治まった後は、患部の筋肉の状態を整えることと、痛みの原因となったランニングフォーム(特に着地方法)の見直しをすることで再発を防止します。
その他に、ふくらはぎの筋肉が張りやすい、攣りやすい、炎症などとは違った慢性的な痛みなどは、足が後ろに流れた走り方になっている時に出やすい症状です。
身体を前傾させて走っている場合などに、その前傾に対して脚が前に出ていない場合や、足の回転が遅く接地時間が長い場合などが考えられます。
スピードを出して走っている時に身体が前傾するのは正しいのですが、その前傾に対して脚の動きが追い付いていないような形になります。
前傾を極端に意識しすぎている、腹筋などの体幹の筋肉が使えていない、下肢の筋力不足、上半身の力みなどが原因になります。
また、左右片方のふくらはぎにこれらの症状が出る場合は、左右のバランスの乱れが考えられます。
特に骨盤の部分での捻じれが生じていると、一方の脚だけに症状が出ることがあります。
これらの症状への対処法としては、基礎的な動きづくりのトレーニングを行うなど、フォームの改善と上手く使えていない筋肉へ刺激を与え、強化することが大切です。
左右のバランスが乱れている場合は、根本的な身体のバランスをチェックし、骨盤などの歪みや捻じれを矯正することも有効でしょう。
上半身と下半身は連動してバランスを取りながら動くため、骨盤などの矯正を行う際には、必ず上半身の動きやバランスのの改善にもセットで取り組みます。
炎症や急性の強い痛みなどの明らかな症状がない場合は、そのまま放置してしまって慢性的な痛みになることも多いです。
また、こういった症状が慢性化している場合、患部の筋肉に対するケアだけでは症状が取れない場合も多いです。
これらの症状が気になった時は、早い段階から根本的な部分での対処を心がけるようにしてください。
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