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症状の低年齢化

Author:Yoshifumi Mahara - 2014年10月30日

こんにちは。

 

みなさまからのご質問の中で、当院をご利用の方の年齢層を尋ねられることがあります。

 

当院をご利用いただいている方の年齢は、20代から40代くらいの方が最も多いです。

 

統計を取ってはいないので正確にはわかりませんが、概ね以下のような感じだと思います。

 

30代 > 20代 ≧ 40代 > 10代 ≧ 50代 > 60代以上

 

10代と20代が意外に多いことに、驚く方も多いかもしれませんね。

 

10代~20代の方のご来院は、年々増えている実感があります。

 

若い世代のご来院が増えている背景には、様々な症状に関して低年齢化が進んでいるという事実があります。

 

その一番の理由には、生活環境・生活習慣の変化が挙げられると思います。

 

今の20代半ば以下の方々にお話を伺うと、小学生の頃から家にパソコンが当たり前にあり、携帯ゲーム機なども既に広く普及していたようです。

 

成人してからパソコンなどのデスクワークを始めた世代が、数年後に悩まされるような症状が、20歳前後で出てきたとしても何の不思議もないと言えます。

 

そのため最近は、小学生が肩こりなどに悩まされる事すら珍しくなくなってきているようです。

 

実際に当院に肩こりでご来院の20代前半の方のお話を伺っていた際に、「15年くらい前からずっと肩こりで」と言われたこともあります。

 

また、私が最も衝撃を受けた話が、子供(特に女の子)のファッション事情です。

 

最近、冬場などにヒールの高いブーツを履いた小学生を見かけることも多く、「成長期にヒールのついた靴を履くのは大問題だなぁ」と思っていました。

 

小学校二年生の女の子がいるお母さんとそのような話になった時のこと。

 

「今は幼稚園くらいからでも、ヒールの靴が売っているんですよ。」

「絶対に良くないから履かせたくないけど、みんな持っていると言われると…」

「でも、やっぱり足が痛くなるらしく、今年はもうヒールは履かないって言っていました(苦笑)」

 

さすがに学校には履いていかないようですが、小学二年生から「足が痛くなるから、もうヒールは履かない」というセリフはびっくりですね。

 

足が痛くなるだけでなく、ヒールの靴は背骨の弯曲や骨盤の状態にも影響を与えるので、成長期のお子さんが履くのは絶対にやめていただきたいと思います。

 

一番の問題は、子供が欲しがってしまうような形で、普通に売られてしまっていることなんですけどね。

 

ヒールを履いて、パソコンをしたり携帯ゲーム機(大人のスマホに相当)で遊んで、外で遊ばないから運動不足。

 

大人が悩む様々な症状を引き起こす原因が、子どもの環境にもたくさん入り込んできていますね。

 

それも大切な成長期の段階からそのような生活をしていると、大人になってからそのような生活になるよりも、体への悪影響は格段に大きいでしょう。

 

置かれている環境の変化によるものも大きいので、子育てをされているお父さん・お母さんにとって、非常に悩ましい部分ではあると思います。

 

しかし、成長期の身体は、大人の何倍も悪い影響を受けやすいことも考えて、日々の生活を見守ってあげてください。

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