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肩甲骨をはがす

Author:Yoshifumi Mahara - 2014年10月2日

こんにちは。

 

先日の記事(肩こりと肩甲骨)に続き、今回も肩甲骨に関する話です。

 

時々、肩甲骨のあたりを施術していると、

「肩甲骨が埋まってるんですよね~」とおっしゃる方がいます。

 

そういう方は、猫背で肩が内側に入り込むような形になっている方が多いです。

 

また、正常な方の肩甲骨は手を後ろに回したような姿勢を取ってもらうと、背中から浮き上がり簡単に掴むことができます。

 

しかし、肩甲骨の動きが悪い方の場合、手を後ろに回しても掴むことができないことも多いです。

 

肩甲骨の動きが悪かったり位置関係が崩れていると、つらい肩こりや四十肩・五十肩などの原因になってしまうこともあります。

 

さらに後ろからの見た目でも、背中が丸まり疲れて肩を落としているような印象を与えてしまいます。

 

女性が背中の開いたドレスを着る場合なども、肩甲骨がキレイに見えると格好良く見えますよね。

 

そのため、一生に一度の結婚式で綺麗にウエディングドレスを着るために、肩甲骨周りを中心とした姿勢改善に取り組む方も多くいらっしゃいます。

 

肩甲骨周りの状態の改善に大切なのは、肩甲骨をしっかりと動かす習慣をつけること。

 

肩甲骨を動かす体操は何種類かあるのですが、以下にいくつか挙げておきます。

 

◆ 手を上げた状態から、肘をなるべく後ろを通しながら曲げて、肩甲骨を寄せていく。

 

◆ 手をまっすぐ前に出した状態から、腕を水平に保ちながら、肘を曲げて後ろに引いていく。

 

◆ 両手の先を同じ側の肩に当てて、そのまま肘を前から後ろになるべく大きく回す。

 

◆ 両手と肘を体の前で合わせ、手と肘が離れないように保ちながら、上に持ち上げる。

 

◆ 息を吸いながら両肩をすくめ、吐きながらストンと下ろす。

 

◆ 息を吸いながら両手の平を外側に向け、吐きながら反対に両手の甲を内側に向ける。

 

これらの体操をするときのポイントとしては、なるべくゆっくり大きく行うことです。

 

ただし、力任せに可動域を広げようとすると痛めてしまう場合もあるので、リラックスして無理のない範囲で行います。

 

それぞれ5~10回程度を一セットとして、時間を分けて一日数セット行うようにします。

 

初めのうちは一日一セットだけでも構わないので、なるべく毎日行うようにします。

 

また、上に書いた体操を全てやる必要はありません。

 

とりあえず一通り行ってみて、簡単だと感じたものを二つか三つだけでも良いです。

 

最初は肩甲骨を動かす習慣を身に付けることが一番大切ですからね。

 

毎日行うことに慣れてきたら、別の体操にも挑戦してみてください。

 

もちろん、猫背などの姿勢を改善するには、土台となる骨盤などを含めた全体のバランスの改善も必要になります。

 

しかし、正しい姿勢を取るためにも、まず肩甲骨周りの状態を改善するというのは、非常に大切なことです。

 

今回書いた体操は、自宅などでも簡単にできると思うので、姿勢改善の第一段階として、積極的に行っていただきたいと思います。

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