何もしていないのに…
Author:Yoshifumi Mahara - 2014年3月20日
こんにちは。
今回のテーマは「何もしていないのに…」です。
何もしていないのに 肩が凝ったり、腰が痛くなったり。
そんな経験ありませんか?
何もしていないのに・・・と言うと不思議な気がしますが、なぜそうなるのでしょう?
この場合の「何もしていない」というのは、普段通りに生活をしていたという意味ですよね。
例えば毎日8時間デスクワークをしている人は、8時間のデスクワークを「何もしていない」と思うでしょう。
しかし、普段あまりデスクワークをしない人が8時間のデスクワークをして、「何もしていない」とは絶対に思わないでしょう。
日常的に体を動かしている人にとって、少しぐらいの力仕事は「何もしていない」範囲ですが、普段動くことの少ない生活の人には大きな負担になるのと同じです。
ほとんどの人は、普段から日常的に行っていることを身体の不調の原因とは考えません。
ここで改めてデスクワークについて考えてみます。
そもそも人間のカラダは、長時間座り続けるようにはできていません。
生まれたときは大きく後ろにCの字を描いている背骨が、頭を起こせるようになると首にカーブが生まれ、二足歩行をするようになると骨盤が前傾して腰にカーブが生まれます。
こうして「生理的弯曲」と言われる背骨のS字のカーブが形成されます。
これは二足歩行に適した状態であるとも言えます。
人間の体にとって、適度に立って動き回ることが自然な状態であり、それ自体がとても大切な行為です。
それに対して座っている時の姿勢は、骨盤を後傾させて腰から背中全体が丸くなりやすいです。
この状態は、背骨のS字のカーブを潰してしまっており、非常に負担が大きいです。
ある研究データによると、腰椎の椎間板にかかる負担の大きさは、座っている状態では立っている状態の1.4倍になるそうです。
さらに背中を丸めた悪い姿勢で座っていれば、その負担はもっと大きなものになるでしょう。
そして、その負担は腰に限った話ではなく、同様に首・肩や背中などにもかかっています。
デスクワークの方は、その状態で一日の大半の時間を過ごしていることになります。
何もしていないと思っていても、ただ長く座っているだけのことが、身体にとっては大きな負担なんですね。
それを毎日続けていれば、知らない間に身体の状態はどんどん悪くなってしまいます。
このように何もしていないと思っていることが、身体に大きな負担をかけてるいることもあります。
あなたの知らないところで、身体は意外と頑張っているかもしれませんよ。
特に気になる症状が出ていなくても、きちんと対策をしてあげることは大切です。
デスクワークに限らない話として、「何もしていない」に隠れている部分について、見直すきっかけにしていただけたらと思います。
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