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クールダウン①

Author:Yoshifumi Mahara - 2013年5月6日

前回までウォームアップについて書いてきました。

ウォームアップ① ウォームアップ② ウォームアップ③

 

今回はトレーニング後に行うクールダウンについて。

 

ウォームアップで心身を運動に適した状態にし、クールダウンで心身を通常の状態に戻してあげることは、故障を防ぐ意味でも非常に大切です。

トレーニングをする際は、ウォームアップ → トレーニング → クールダウンを一連の流れとして、必ず毎回行うようにしてください。

 

では、クールダウンで具体的に何を行うべきでしょうか?

基本的には、単純にウォームアップの反対と考えていただいて良いと思います。

 

つまり、徐々に運動負荷を下げて、体温や心拍数をゆっくり下げることが大切です。

 

クールダウンの主な目的は、疲労を残さないこと、疲労からの回復を早めることなどです。

激しいトレーニングを行うと、筋肉は細かいダメージを受け、疲労が溜まり、酸素不足の状態になっています。

 

この状態で急に運動をやめてしまうと、疲労が残ったままになってしまい、回復にも時間がかかります。

回復に時間がかかると、十分に回復しないまま次のトレーニングを行うことになり、疲労が蓄積することで故障のリスクが高くなります。

 

人間の体には、隅々まで血管が張り巡らされ、その血管を通って血液が全身に運ばれます。

血液は、酸素や栄養を供給し、老廃物を取り除く働きをしています。

 

怪我をしたカラダが回復するのも、血液がとても重要な役割を果たしています。

血液が十分に供給されなければ、怪我をしたカラダは治りません。

 

運動で受けたダメージも然り、疲労も然りです。

 

トレーニング後に低負荷の運動を行うことで循環を助け、全身に血液を行き渡らせることができます。

それにより、酸素と栄養を供給してダメージからの回復を助け、疲労物質や老廃物を取り除きます。

 

但し、クールダウンのつもりでも、運動の負荷が適切でない場合は、逆効果になってしまう場合もあります。

感覚的な事は一概に言えないので難しいですが、負荷が低すぎると感じるくらいでちょうど良いかもしれません。

 

次回に続きます。

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