歩行に適した靴①
Author:Yoshifumi Mahara - 2013年1月21日
前回(歩行と運動靴)の続きです。
今回は、具体的にどのような靴が歩行(ウォーキング)に適しているのかを書いていきます。
歩く時に履く靴の選び方として大事なことは、「足の自然な動きを妨げない」ことです。
正しく歩くと、足は踵のやや外側から着地して、土踏まずの外側を通り、親指側から抜けていくように動きます。
この動きをなるべく妨げない靴が、歩行に適している靴と言えます。
まず全体的なところから言うと、足と靴がしっかりとフィットすることが大切です。
特に気を付けたいのは、踵のヒールカウンターがしっかりしているかどうか。
ヒールカウンターというのは、靴のかかと部分に入っている芯で、足の踵を包み込んで安定させる重要なパーツです。
このパーツは、足を安定させるという役割から、基本的に硬く作られています。
ヒールカウンターがしっかりしている靴は、かかとの部分を押しても、指で押したくらいでは形は変わりません。
このヒールカウンターがしっかりとしていないと、足が靴の中で不安定になってしまいます。
靴によっては、ヒールカウンターが柔かすぎたり、小さすぎたり、元々入っていないものもあります。
これらの靴は、ウォーキングには適さない靴であると言えます。
次に注意する点は、踵のエッジの部分の形状です。
歩行時の足は、踵のやや外側で着地した後、地面からの反力を受けながら、前に転がるような動きをします。
裸足の足は、踵が丸い形状をしており、着地からスムーズに転がりながら重心を移動させます。
この動きを妨げないためには、靴の踵も丸い形状をしたものが望ましいです。
ただ残念なことに、踵の丸い靴というものは、意外と少ないんですよね…
丸い形状とまではいかなくても、踵がなるべく滑らかな曲線を形成しているものや、斜めにカットされている形状の靴を選んでください。
エッジが角張った靴だと、踵で着地した後、前に転がるのではなく、バタンと倒れ込むような動きになってしまいます。
また上から見た時に、踵の部分が後ろにせり出しているような靴も、踵のスムーズな転がりを妨げるので避けてください。
長くなってきたので、次回に続きます。
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