靴のサイズについて
Author:Yoshifumi Mahara - 2012年10月25日
書き忘れないうちに、さっそく前回の記事の続きです。
足の実測値がわかったら、次は実際に靴を履いてのフィッティングと書きましたが、その前にちょっと寄り道して靴についての話です。
今回はランニングシューズに限らず一般的な靴にも共通する話なので、ランニングをする人以外の方にも参考にしていただければと思います。
単純に靴のサイズと言うと足長の事を言うのですが、同時に大事なのが足幅の基準となる足囲(ワイズ)です。
足囲(ワイズ)は A/B/C/D/E/EE(2E)/EEE(3E)/EEEE(4E)/F/G の10段階に分類されます。
足長(サイズ)・足囲(ワイズ)を測ったら、JIS 規格のサイズ・ワイズ表を参照して、A~Gのどれに当てはまるかを調べます。
これらの値を基に靴を選んでいくのですが、ここからがちょっと難しくなってきます。
大きい方のサイズが 25.0 cm でワイズが 2E だから、規格が 2E の靴なら 25.0 cm でOKかと言うと、必ずしもそうではないんですよね。
単純に考えると、靴には捨て寸というものがあって、つま先に実寸 +0.5cm 程度の余裕があるので、実寸と同じサイズを選べば良いはずなんですが、サイズ・ワイズ以外にも考慮しなくてはならない点があります。
まず、人の足先の形には、親指が一番長いエジプト型、人差し指が一番長いギリシャ型、指の長さがほとんど同じスクエア型の3タイプがあります。
それ以外にも、アーチの高さ、踵の大きさなども、人によって異なります。
また、靴の足型もメーカー・モデルによって異なります。
全体的な形状で、ストレートラストやカーブラスト(内側に曲がっている)など、
指先の形状で、オブリーク型(エジプト型に合う・例:ビルケンシュトックなど)、ラウンド型(ギリシャ型に合う・最も多いタイプ)、スクエア型(あまり売っていない)など、
その他、踵・(靴の)ウエスト・アーチ(インソール含む)など、どこを絞ってどこにボリュームをもたせるかなど、靴によって特徴があります。
その為、サイズやワイズが合っていても、どこかが当たって痛くなってしまったり、逆にフィットしなかったりということがあります。
さらに、普段履きなのか、ランニングなど運動時に履くのかなど、用途によっても選ぶサイズが違ってきます。
※一般的に普段履きの場合は実測値と同サイズ~+0.5cm 、ランニングシューズの場合は+0.5~1.0cm が目安と言われています。
結局のところ、履く前にある程度まで絞ることはできるけど、最終的には実際に履いて選ぶしかないんですよね。
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