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骨盤の開き

Author:Yoshifumi Mahara - 2013年2月7日

今回は骨盤の歪みについての話です。

 

特に女性の方は骨盤の歪みを気にされる方が多く、普段の施術の中でも質問されることが多いです。

その中でも、タイトルに書いた「骨盤の開き」については、様々なところで取り上げられることが多く、比較的関心の高い話題のようです。

 

では骨盤が開くとは、どのような状態を表しているのでしょうか?

 

ご来院の方々のお話を伺っていると、「開く」という言葉から大きく横に広がっている状態を想像される方が多いようです。

 

「骨盤の開き」が最も話題に上りやすいのは、妊娠・出産に関連しての話だと思います。

女性の体は、妊娠中〜出産直後にかけてリラキシンという女性ホルモンが分泌され、その働きで関節を支えるを支えている靭帯が緩みます。

それによって出産の際に、赤ちゃんが産道を通る時に恥骨結合を押し広げ、骨盤を通ることができると言われています。

 

ここまで読んだだけであれば、それなら横に広がるイメージで正しいんじゃないか?と思うかもしれませんね。

 

しかし、この時点で既に間違った状態を想像している方が多いと思います。

 

まず出産の際に靭帯が緩んで骨盤が広がると言っても、せいぜいミリ単位の話であって、何センチもガバっと広がるわけではありません。

もしそんなに緩んでしまっていたら、靭帯としての機能は失われていますし、関節も離開してしまっているでしょう。

 

稀に出産時に恥骨結合が離開してしまう例はありますが、その場合は激痛を伴い動けなくなることもあるほどなので、普通に生活できている人がそこまで開いていることは考えられません。

 

骨盤は本来、非常に強固な靭帯でしっかりと支えられており、関節としての動きは本当にわずかです。

我々のようなカイロプラクターが矯正を行う場合も、実際にはほとんどの場合1ミリにも満たない程度の変化でしかありません。

もちろん、元々が動きの少ない部分だからこそ、その僅かな歪みが大きな意味を持つのですが。

 

このように元々動きの少ない骨盤の関節ですので、出産に伴って靭帯が緩むと言っても、「ほとんど伸縮性のないものが、強い力を受けると少し伸びる程度の弾力のあるものになる」くらいにイメージしていただくと良いかと思います。

 

そして出産後には、ほとんどの場合で自然に元の状態に戻っていきます。

 

しかし、弾力性のある状態は、歪みを生じやすい状態でもあります。

我々が産後の骨盤矯正として行うものは、体が元の状態に戻っていく中で、歪みを伴った状態で固定化されないようにしていくためでもあります。

 

先程も書いた通り、元々動きの少ない骨盤の関節では、僅かな歪みが大きな意味を持つ場合もあります。

僅かでも靭帯が伸びて可動性が大きくなってしまったり(これが一般的に言われる骨盤の開きですね)、バランスが崩れた状態で戻ってしまうと、それが体の不調の原因になってしまうこともあります。

 

私どもの立場からは、そういった意味で産後の骨盤矯正をおすすめしています。

 

今回の内容を読んでいただいて、今までにイメージしていた「骨盤の開き」とかなり違っていたという方も多いと思います。

そういう方には、骨盤矯正に関してや、産前産後の体の変化、ダイエットに関連した話など、これまで見聞きしてきたことと、頭の中で様々な矛盾や疑問が生じているかもしれません。

 

今後、なるべくそれらの矛盾や疑問を解消できるように、数回に分けて書いていきたいと思います。

 

更新頻度を考えると時間が掛かってしまうかもしれませんが、ご了承ください。

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