普段から、施術中にお話を伺っていても、足のトラブルに悩む方は多いです。

しかし、その原因がどこにあるのかを知ることで、ある程度は予防・改善していくことはできます。

 

足のトラブルの原因が、単に正しく靴を選べていない、または正しい履き方ができていないだけという場合も意外に多いです。

 

今回はそのあたりの話を書いていこうと思います。

 

まずは靴ずれの問題から。

靴ずれは、靴の中で足が動いて、靴と足の摩擦で痛くなります。

だから、対策としては足と靴をしっかりフィットさせて、中で動かないようにすれば良いのです。

 

次に、つま先が痛くなる、爪が黒くなるなど。

これらは根本的な問題として靴のサイズや形が合っていない、正しく履けていないために足が前に動いてしまうことで起こります。

またこのような状態は、巻き爪の原因になってしまうこともあります。

足に合った靴を選び、正しく履いてあげることで、これらのトラブルの予防になります。

 

次は、タコや魚の目など、足裏の問題。

これらができる部分には、過剰な圧力が継続的にかかっていると考えられます。

足に合わない靴が原因の場合の他に、偏った重心や歩き方のクセなども原因になります。

 

最後に、外反母趾や内反小趾。

これらも足に合わない靴が原因となる場合も多いですが、同時に開帳足といって足の横アーチが低下している状態になっている場合も多いです。

足のアーチの低下は、足部の筋力不足が原因の場合が多いので、足の筋肉をトレーニングすることも対策になります。

 

他にも様々なトラブルがあると思いますが、代表的なものだけ大雑把に書きだしました。

これだけ見ても、足に合った靴を正しく履くことで、ある程度は足のトラブルを予防できることがわかると思います。

 

足のトラブルが多いと感じている方は、ぜひ靴や靴の履き方を見直してみてください。

 

ただし、ここに書いただけが原因ではないので、他の原因が疑われる場合は、早い段階で専門的に診てもらうことをおすすめします。

また既に足にトラブルが起きている場合も、状態によっては医療機関の受診が必要な場合もあるのでご注意ください。

 

靴の正しい履き方や足のトレーニングについては、次回以降に書きます。