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膝の痛みと骨盤

Author:Yoshifumi Mahara - 2017年11月20日

こんにちは。

 

今回は膝の痛みに関する話です。

 

膝が痛くなって整形外科を受診したものの、レントゲン等の検査では全く異常なし。

腫れたり水が溜まったりなどもないので、とりあえず様子を見ましょうと言われる。

 

こういうケースは意外に多いです。

膝の関節自体に問題がなくても、膝が痛むことは実は珍しいことではありません。

 

捻ったり何らかの外力が加わるなど、これといったきっかけがないのに痛み始めた場合は、膝の関節以外に原因がある可能性も高いと言えます。

 

例えば、痛む場所が膝蓋骨(膝のお皿)よりも上の部分で太ももの前側の筋肉にも張りや痛みを感じる場合は、姿勢の問題(主に骨盤の傾き)が原因となっている可能性があります。

 

これは骨盤が後傾している人に多く、骨盤が後傾することで大腿部の前後の筋肉で緊張のバランスが崩れ、膝に痛みを生じます。

 

この場合、痛みを感じるのは膝の部分ですが、膝の関節自体には問題がないので、大腿部の筋肉の状態を整えると同時に骨盤の傾きについても同時に改善すると効果的です。

 

また、膝の裏側に痛みが生じる場合も、姿勢の問題が関係している可能性があります。

 

膝の裏側の痛みは、反張膝といって膝の関節が過伸展する(伸びすぎる)人にも多い症状ですが、膝が過伸展する原因を考えていくと、これも骨盤の傾きが関係していることが多いです。

 

反張膝の場合、整形外科などでは「膝を伸ばしすぎないように」と指導されることが多いですが、自分で意識しただけでは難しいものです。

 

骨盤の動きや前後の傾きは股関節や膝の動きにも大きく影響しますので、骨盤の動きや傾きが適切ではない状態で膝だけを意識しても、なかなか上手くはいきません。

 

反張膝の場合、足の裏の筋肉が上手く使えていない方も多く、浮き指になっていたり、外反母趾や内反小趾などの足のトラブルに悩まされている方も多いです。

 

まずは骨盤の前後の傾きなど姿勢の状態を整え、その上で立ち方・歩き方を見直し、必要に応じて足のケアも同時に行っていくと良いでしょう。

 

この他にも膝の痛みの原因が膝の関節自体ではないケースはあり、今回書いたのはその一部の例です。

 

もちろん、膝を捻ったり、ぶつけたり、関節に何らかの外力が加わった場合や、膝の周囲に腫れや水が溜まっているような状態があれば、膝関節の問題を第一に疑うべきです。

 

それらの場合は、まずは整形外科で検査を受けて関節の状態を確認するべきでしょう。

 

しかし、そういった痛みのきっかけがなく、膝関節自体に問題がないと考えられる場合は、膝以外に問題がある可能性もあります。

 

こういった痛みは、病院の検査で異常が見つからず、生活に大きな支障が出るほどではないからと、何の改善もない状態で長年そのままにされている方も多いです。

 

良くならないと諦めてしまう前に、是非一度ご相談ください。

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