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無症状の椎間板ヘルニア

Author:Yoshifumi Mahara - 2016年9月7日

こんにちは。

 

先日の投稿(腰椎椎間板ヘルニア)から続きます。

今回は、無症状の椎間板ヘルニアについて書いていきます。

 

まず無症状の椎間板ヘルニアとは何かということから。

 

MRIを撮って椎間板ヘルニアの存在が確認できても、自覚症状の全くない人もいるということが最近になってわかってきました。

これによって、全てのヘルニアが痛みにつながるわけではなく、無症状の椎間板ヘルニアの存在が明らかになっています。

 

では、画像診断で見つかった椎間板ヘルニアが、症状の本当の原因なのか、それとも無症状のヘルニアなのか、どのように判断するのでしょうか。

 

これは整形学的検査や神経学的検査の結果と併せて判断します。

これらの検査が陽性で、画像診断でヘルニアの存在が確認された場合は、症状の原因は椎間板ヘルニアであると考えられます。

 

しかし、画像診断で椎間板ヘルニアが確認されても、整形学的検査や神経学的検査が陰性の場合は、症状の原因が他にある可能性も十分に考える必要があります。

 

画像診断で椎間板ヘルニアがあっても、それが症状の原因とは限らないこと。

さらに前回も書いた通り、保存療法で改善する場合もあるとわかってきたこと。

 

これらのことから、椎間板ヘルニアに関しては、以前に比べて病院で手術を勧められる場面は減ってきています。

もちろん、症状の原因が椎間板ヘルニアであることが明らかな場合や、症状の重い場合はその限りではありません。

 

以前、MRIで椎間板ヘルニアが確認されたものの、整形外科での保存療法で半年しても腰痛や坐骨神経痛などの症状の改善が見られず、当院に来院された方がいらっしゃいました。

 

体の状態をチェックさせていただくと、整形学的検査は陽性、神経学的検査は陰性でした。

 

その段階では、椎間板ヘルニアが原因の可能性も完全には否定できない状態でしたので、腰部自体へ強い力がかかるような手技を避け、細心の注意を払いながら施術を行いました。

 

週一回程度の施術を二ヶ月続けた結果、症状は軽減し、整形学的検査も陰性になりました。

 

ところが、再度受けたMRIの検査結果は、ヘルニアの状態は全く変化なしでした。

 

症状が改善したにもかかわらず、ヘルニアの状態が全く変化ないということは、そのヘルニアが症状の原因ではなかったということを示していると考えられます。

 

誤解のないように書いておきますが、当院では椎間板ヘルニアを改善するための施術というものは行っていません。

あくまでも当院での施術は、腰痛の7~8割以上とも言われている原因不明の腰痛(病名がつかない腰痛)を対象にしています。

そのため、症状の原因が明らかに椎間板ヘルニアによるものと考えられる場合は、施術をお断りする場合もございます。

 

前回・今回と椎間板ヘルニアについて書いた理由は、椎間板ヘルニアに対する誤解が多いことや、あまりにも有名な椎間板ヘルニアという病名が独り歩きして、不治の病であるかのように思われている方が多いことを、日々の施術の中で感じているからです。

 

特に「椎間板ヘルニアになりかけている」「椎間板ヘルニアの疑い」と言われた方や、以前に椎間板ヘルニアの診断を受けたことがある方は、自分は椎間板ヘルニアだから治らないと諦めてしまっている方も多いです。

 

しかし、実際には椎間板ヘルニアになる手前(なってはいない)の状態であったり、以前の椎間板ヘルニアは治っており、腰痛の本当の原因が椎間板ヘルニアとは別にあるなど、十分に改善が見込める場合も多くあります。

 

まずは症状が本当に椎間板ヘルニアによるものかどうかを鑑別し、その上で適切な対応をする必要があります。

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