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産後の骨盤の状態と骨盤矯正

Author:Yoshifumi Mahara - 2016年5月16日

こんにちは。

 

今回は、産後の骨盤矯正について改めて書いていきます。

このテーマについては、既に何度も書いているのですが、以前の記事を探すのも大変ですし、よく質問される内容でもあるので、まとめておきます。

 

まず、産後の骨盤の状態について。

産後の骨盤というと、よく耳にするのが「骨盤の開き」という言葉です。

 

骨盤の開きというと、骨盤の関節がガバッと離れてしまっている状態を想像される方が多いとおもいます。

 

実際に「骨盤の開き 何センチ?」というようなキーワードで検索し、当院のHPにたどり着く方もいらっしゃるようです。

 

しかし、実際には骨盤の関節が何センチも離れているということは、まずあり得ません。

 

骨盤の関節としては、後ろの仙腸関節と前の恥骨結合があります。

 

そもそも骨盤の部分というのは、上半身と下半身を繋いでいる重要な部分ですので、グラグラと不安定な状態では困ります。

 

特に仙腸関節の部分に関しては、通常はほぼ動きがないと言えるほど、ごくわずかな動きしかない強固な関節です。

 

そのような関節が何センチも離れてしまったら、まともに動くことはできないでしょう。

 

ただし、前側の恥骨結合に関しては、出産の際に稀に離解してしまう場合もあります。

しかし、その場合も通常は強い痛みを伴いますので、産後にあまり痛みもなく普通に動けている方に関しては、恥骨の離解も考えにくいです。

 

では、骨盤の開きというのは一体どういう状態をいうのでしょうか。

 

出産の際に、赤ちゃんは骨盤の内側を通ります。

その際に赤ちゃんが産道を通りやすいよう、妊娠中からリラキシンという女性ホルモンが分泌され、そのホルモンの働きで関節の靭帯を弛めます。

 

先ほど骨盤の関節は通常は非常に強固な関節と書いたのですが、その骨盤の関節が一時的にゆるんだ状態、つまり動きやすい状態になります。

 

普段は関節を強固に固定している靭帯という紐が、一時的にゴムのようなものになると想像していただくと理解しやすいのではないかと思います。

 

一般的に「骨盤の開き」と言われているのは、このような状態を指しています。

したがって、先ほども書いた通りガバッと何センチも開いている状態ではないのです。

 

「骨盤の開き」を関節の離解という誤解から、帝王切開の場合は「骨盤の開き」はないと思う方も多いですが、それも誤りです。

 

骨盤の開きというのが、ホルモンの働きによる関節のゆるみの状態であるのですから、当然ながら帝王切開の場合でも起こります。

 

産後はリラキシンというホルモンの分泌はおさまり、一時的にゆるんだ骨盤の関節も徐々に元の強固な関節に戻っていきます。

 

この際に骨盤周囲のバランスが乱れて、適切な状態に戻らないと、様々な問題が生じる場合があります。

 

それを防ぐために、産後の早い段階で骨盤周囲の状態を整え、良い状態に戻るように手助けするのが、産後の骨盤矯正の一番の目的です。

 

産後に骨盤ベルトをするのを勧められることも多いと思いますが、これも緩んで不安定になった骨盤の関節の安定を助けるためのものです。

 

よく産後の骨盤矯正で来院された方から、「骨盤ベルトなどもした方が良いですか?」と質問されることもありますが、当院では特に産後の早い段階に関しては着用をおすすめしています。

 

ここまで産後の骨盤の状態と産後の骨盤矯正の意味について書きました。

では、産後の骨盤矯正はいつごろから、またいつまでにするのが良いかという疑問もあると思います。

 

先ほど産後の早い段階でと書きましたが、産後は体調等の問題もあると思います。

 

当院では、体調も体力的にも回復した段階という意味で、産後一ヶ月程度を矯正開始の目安としています。

 

ただし、産後の回復具合には個人差がありますし、帝王切開の場合などは傷の具合もあると思いますので、全ての方に一ヶ月後から始めてくださいというわけではありません。

 

産後一ヶ月からというのはあくまで目安ですので、ご自身の回復具合をみながら、不安な場合は個別にご相談ください。

 

ホルモンの影響による骨盤のゆるみは、個人差はありますが通常は、産後半年くらいまでの間に元の状態に戻ります。

 

そのため、産後一ヶ月~半年までに間、なるべく早い段階で矯正を始められるようにするのがベストです。

 

ただし、産後しばらく経ってしまったという場合でも、矯正を始めるには遅すぎるということはありません。

 

産後半年以上経ってしまった場合でも、早い段階から始めた場合と比べて矯正にかかる期間が多少長くなる可能性はありますが、矯正できないというわけではありません。

 

特に何らかの気になる症状や違和感などがある場合は、出産から時間が経っている場合でも、是非ご相談ください。

 

通常、始めのうちは施術間隔を短く受けていただき、状態をみながら間隔を伸ばして、状態が安定した段階で矯正期間の終了とします。

 

矯正にかかる期間は、かなり個人差があります。

妊娠出産の前からの身体の状態、年齢、何人目の出産かなどによっても異なります。

順調な方で6回程度ですが、倍以上かかる方もいらっしゃいます。

 

とはいえ、産後はなかなか自分のための時間が取るのが難しく、ご来院いただくためにはご家族のご協力も必要だと思います。

 

当院では、施術間隔や回数、矯正期間に関しても、もちろんしっかり効果を得られる範囲内での話にはなりますが、なるべくご負担が少なくなるように考慮しながらご提案させていただいております。

 

ご来院いただける範囲で最大限の効果を出せるように、ご自宅でのケアなどもご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

 

その他、ご不明な点がございましたら、お電話でお問い合わせください。

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