歩き方・走り方のクセは様々

私は仕事柄、道を歩いている時などに前の人の歩き方を見たりします。

本当に人それぞれ色々なクセがあり、様々な歩き方をしています。

 

また、日課のランニングで多摩川を走っている時など、前を走る人やすれ違う人のフォームを見ます。

こちらも人それぞれで、様々なフォームで走っています。

 

今度試しに歩いている人を観察してみてください。

どこがどうなっているとか細かいことはわからなくても、人によって本当に様々な歩き方をしていることに気がつくと思います。

 

自分のクセを直すには、まず知ることから

人によって歩き方・走り方が違うと言っても、ほとんどの人は自分がどのように歩き・走っているのかを知りません。

ほとんどの人は、自分が歩いたり、走ったりしている姿を見る機会はあまりないからです。

 

しかし、できれば格好良く歩いたり、走ったりしたいですよね。

姿勢や習慣的な行動にも言えることですが、無意識の部分を直すことはできません。

 

クセを直すなら、まず無意識の部分をきちんと自覚することが大切です。

自分の状態がわからないままでは、何の対策も講じられません。

 

自分の状態を知るには

一番良い方法は、他人に評価してもらうことです。

本当に改善を望むのであれば、専門的な知識のある人に見てもらうと良いでしょう。

 

なぜなら、誰にでもわかるような見た目の癖に対しても、根本の原因がわからなければ対策できないからです。

姿勢に関しても言えることですが、体は全体としてバランスを取っているので、一部分だけを切り取って変えることは難しい場合が多いです。

 

姿勢や動作のクセは一つの結果であって、その原因が離れた場所にあるというのは、珍しいことではありません。

他人の体の状態を評価するということは、多くの人が思っている以上に難しいものです。

 

カラダは語る

ありがちな言い回しかもしれませんが、その人の普段の行動、習慣、クセなどは、そのままその人の身体に表れます。

 

体の歪み、姿勢やバランスの乱れ、各関節の動きなどの大きなものから、肉刺（マメ）やちょっとした皮膚の肥厚など、全てがその人の普段の行動、習慣、クセなどの結果です。

 

体の状態を細かくチェックすることで、普段の行動、習慣、クセなどを知ることもできます。

自分で気づかない意外なクセが見つかる場合も多いので、姿勢などのチェックを一度は受けることをおすすめします。

 

セルフチェックの必要性

先ほど書いた通り、自分の状態を知るには、他人に評価してもらうのが良い方法です。

しかし、ある程度まで自分の状態をセルフチェックできることは、改善を考えたときに非常に役に立ちます。

定期的にセルフチェックすることで、自分の状態の変化をある程度は把握することができます。

 

また、定期的にセルフチェックを行うことで、意識を高く保つことができます。

実はこれが最も大切なことで、習慣やクセなどを変えるには、常に改善しようという意識を持ち続けることが大切です。

 

ある程度の時間をかけて身についているものは、なかなか急に変えることはできません。

そういったものを変えていくには、改善するための努力を継続しなくてはならず、そのためのモチベーションを保つ上でセルフチェックをすることは非常に役立ちます。

 

自分の姿を見る

セルフチェックの一つの単純な方法は、自分が歩いたり、走ったりしている姿を、動画などで撮影することです。

意外に自分が想像している姿とギャップがあって、もしかしたら失望する場合も多いかもしれません。

しかし、それが改善しようというモチベーションにもなってくれると思います。

 

動画の撮影などは機材が必要で難しい場合、鏡で見るという方法があります。

歩いたり、走ったりしている姿を映すような鏡はないと思うかもしれませんが、街に出ればショーウインドウなどが大きな鏡の変わりになってくれます。

 

靴底や足型から知る

その他には、靴底を観察してみるのも良い方法です。

靴の減り方には、その人の歩き方、走り方を知る上で、大きなヒントになる場合が多いです。

 

ただし、靴底の状態から判断するのは、ある程度の知識と慣れが必要です。

推測だけで安易に結論づけるのではなく、正しく理解することが必要になります。

わからない部分がある場合は、専門的なアドバイスを受けることをおすすめします。

 

また、最近ではスポーツショップなどで、機械を使った３Dの足型測定などを行なっている所もあります。

私も何度か測定してもらったことがありますが、靴底を観察してわかることと測定結果を照らし合わせることで、わかっていた部分の裏付けになるとともに、新たな発見もありました。

 

最近は無料で測定してくれるところがたくさんあるので、一度受けてみるのも良いと思います。

 

クセは変えられる

先程も書いた通り、長年の間に染み付いたクセなどを変えるのは、決して容易なことではありません。

しかし、正しい方向に努力をし続ければ、きっと変えることはできます。

 

それには、まず自分の状態を知ること。

次に、改善のために何をするべきかを学び、継続して取り組むことが重要です。