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クールダウンとアイシング

Author:Yoshifumi Mahara - 2013年5月20日

クールダウン① クールダウン②から続きます。

 

前回までは運動負荷を下げ、体温・心拍数を下げることなどについて書きました。

今回はそれと同時に行なっていただきたいアイシングについてです。

アイシングというのは、物理的に冷やすということです。

 

野球の試合で投手が投げ終わった後、肩を大きなパットみたいなもので覆っているのをみたことがありませんか?

あれは何をしているのかというと、肩の関節を冷やしている:アイシングをしているんです。

 

アイシングは怪我をした時の一般的で重要な応急処置の一つですが、野球の投手が投げ終わった後にアイシングをしているのは、もちろん怪我の応急処置としてではありません。

昔は投手が肩を冷やすのは禁忌とされてきた時期もありますが、現在では投げた後はアイシングが常識とされています。

もちろん他の要因もありますが、昔に比べて長く第一線で活躍する投手が増えたのは、このあたりも関係していると思います。

 

激しい運動をすると身体の筋肉・腱・靭帯などには大きな負荷がかかり、多少なりともダメージを受けます。

特に関節部分では、関節をまたいだ筋肉が強く働く際に腱が擦れたり、動作によって関節を支える靭帯に強い力がかかります。

 

それらの部分は、組織に小さな傷があるような状態で、炎症とまではいかなくても内部に熱をもった状態になっています。

要するに怪我や故障ではないけれど、とても細かい単位で見ればそれと同様のことが起こっている状態と言えます。

 

そのような微細なダメージは、大半は何もしなければ自然に回復する程度かもしれません。

しかし、軽度とはいえ、内部で起こっていることは、怪我などで炎症を起こして腫れている状態と同じです。

 

微細なダメージでも、そのままにしてそこに力が加わり続ければ、怪我や故障につながります。

 

日常でも、何をしたわけでもないのに何となく関節に違和感がある場合などに、気になって何度も動かしているうちに痛くなってしまった経験のある方もおられると思います。

「何をしたわけでもない」程度の違和感でも、負担をかけ続ければ傷めてしまうことがあります。

 

何の自覚症状もなくても、激しい運動をした後の身体には、「何をしたわけでもない」以上のダメージはあります。

それ以上ダメージが広がるのを抑え、早く回復させるためにアイシングは重要です。

 

具体的に特にどの部位をアイシングするべきかは、スポーツによって異なります。

当然ながら運動後に少しでも違和感のある部位があれば、そこはしっかりアイシングをするべきです。

それだけではなく、そのスポーツで常に大きな負担のかかる部位に関しては、何の痛みや違和感が無くても、運動後に毎回アイシングする習慣をつけておくべきです。

 

方法としては、氷水を使って15〜20分程度、深部までしっかりと冷やします。

氷嚢を使ったり、バケツなどに氷水を入れてそこに直接入れるなど、部位に応じて使い分けてください。

 

どうしても氷などが用意できない環境の場合は、多少効果は落ちますが、シャワーや水道の冷水をしばらくかけ続けるだけでも良いです。

 

アイシングは、怪我や故障を予防するためにも非常に重要です。

運動の最後に、クールダウンの一環として行なうようにしてください。

 

特に部活などの学生スポーツの現場では、身体のケアに関して極めて不十分な場合が多いのが現実です。

以前に比べてそういった知識を得やすい環境はあるはずですが、最近ご来院の高校生・大学生の方の話を聞いてみても、あまり積極的には行われていないようです。

 

とりわけ中学生や高校生など若い選手に関しては、自分で十分な知識や高い意識を持つ事は難しいかもしれません。

指導者の方には、競技における技術的・精神的な面でのご指導だけではなく、選手の身体のケアについてもしっかりとご指導、ご監督をしていただきたいと思います。

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